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『Existence〜存在すること〜』はブログ制作者であるZexionが、本・音楽・映画・TVゲームなどを中心に気になった商品、おすすめの商品の感想・情報を紹介するブログです。自戒を込めて「ネタバレはできるだけ注意して回避。作品の長所を取り上げる。未読者でも既読者でも読める感想。」を守りつつ感想・情報を紹介します(したいです)。

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『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』 レナード・ムロディナウ (著)―読書記録

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    なぜヒトは、「偶然(たまたま)」を「必然(やっぱり)」と勘違いしてしまうのか?(背表紙引用)

    全米大興奮!
    「理論家たちの人間像をちりばめながら、眼からウロコの確率の話をムロディナウが軽やかなタッチで書く・・・これはランダムネスのわかりやすい特別授業である」―ニューヨークタイムズ紙・ブックレビュー
    「たとえこの『たまたま』をうさんくさい思いで読み始めるとしても、最後の頁にくるころには、確率がこの世の不確かさの成り行き影響を与える、という直感的には信じられない話を―たとえ受け入れがたくとも―理解しているだろう」―バロンズ誌
    「あるときはヒストリカル(歴史的)、あるときはヒステリカル(笑いが止まらない)、とことん軽妙で滑稽。この世はこんなものと思っているあなたの常識一つひとつを、本書が問い直す」―ダニエル・ギルバート(ハーバード大学心理学部教授)
    「確率理論についての歴史、解説、そして「大興奮」が、ここにはある」―フォーチュン誌

    ホーキング博士絶賛!!
    「『偶然』は、一体どんなふうに私たちの日常に影響を与えているのだろうか。本書はこの疑問に対する驚くほどおもしろいガイドブックだ」(帯引用)

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     本書は、アメリカアマゾンコムによる2008年度の科学書トップテンに選ばれるなど全米で大ベストセラーになった『The Drunkard’s Walk』(「酔っぱらいの足取り」つまり「千鳥足」)の邦訳『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』です。
     
     ふだん私たちは、非常に高い割合でゲームに勝ち続けている「10年連続で相場の予想に成功したアナリスト」、「5年連続で会社の売上を伸ばしたCEO」といった事業を成功させていたら、その人間の才能と努力と成功を「因果的に」結びつけるだろう。当然に思えるこうした判断は誤りであることがあると言う。本書『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』は身の回りの世界における偶然の役割を例にあげて説明し、またどうすれば人間の営みの中でそれが作用している事がわかるかを示してくれる。

     どんな一連のランダムな事象においても、ある特別な事象の後には純粋の偶然により、ありきたりの事象が起こる「平均回帰」や、ある試行を何回も行えば、確率は一定値に近づくという「大数の法則」、「パスカルの三角形」、「標準偏差」、「ベル曲線」、「誤差法則」などなど確率・統計を支配する基本原理を解説している。

     数字や公式が出てきただけで睡魔が襲ってくる人でも、著者レナード・ムロディナウは宝くじや株、出版界、映画界、スポーツ界、学校での作文の先生の評価、ワインの格付け、病気の発見と検査の関係、犯人特定のためのDNA鑑定、テレビのクイズ番組などなど、(アメリカの)幅広いエピソードを散りばめながら示してくれるので楽しめるはず。また、本書『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』で取り上げる定理や概念を、ほぼ数式を使わずに説明するため、過去の数学者・物理学者たちのエピソードと功績を挙げながら、歴史的な順序で数学発展の様子が語られている。

     そこからは確率や統計の理論が示す「ある事象が起こる確率」と私たちが「直感的にとらえられる確率」とが大きく違っている事が示されている。ただ頭の中では納得できるが、結論の多くが日常的な直感と反している事が多くてモヤモヤする気分にもなる。
     世の中におけるランダムネスの役割を理解する際の最大の問題は、ランダムネスの基本原理が日常的な論理から生まれているにもかかわらず、そうした原理から引き出される結論の多くが直感に反していることだ。
     そんな気持ちも著者レナード・ムロディナウは理由を説明する。パターンを探し何かパターンが見つかるとそれに意味を与える人間の本性や、人間が過去を再構築する時、最も生き生きした記憶や回想しやすい記憶を重要視してしまう。それによって正しいものの見方ができなくなってしまうと言う「可用性バイアス」、あるランダムな連続が何か特別な能力によってもたらされているとする勘違い「ホットハンド誤謬」などの心理学的な研究成果に基づいてモヤモヤする気分に陥る理由にまで答えている。

     以上から本書『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』は確率や統計についての基本的知識を、歴史的エピソードなどを交えながら、解説した科学読み物とすることもできる。だが、著者レナード・ムロディナウが確率・統計の基本原理から導き出した考えは、多くの人にとって自己啓発の本としても読むことが出来るはずです。
     「能力は偉業を約束してはいないし、偉業は能力に比例するわけでもない。だから重要なことはその方程式の中の別の言葉――偶然の役割――を忘れないようにすることだ。ある分野でもっとも成功した人間をスーパーヒーローと考えることは悲劇ではない。しかし、自分自身を信じるのではなく専門家や市場の判断を信じ、そのために諦めてしまうのは悲劇である」。
     とりわけ私が学んだことは、前向きに歩き続けることだ。なぜなら、幸いなことに、偶然がかならず役回りを演じるので、成功の一つの重要な要素、たとえば打席に立つ数、危険を冒す数、チャンスを捉える数が、われわれのコントロール化にあるからだ。失敗のほうに重みをつけてあるコイン投げでさえ、ときには成功が出る。あるいは、IBMのパイオニア、トーマス・ワトソンが言ったように、「もし成功したければ、失敗の割合を倍にしろ」ということだ。
     私たちがコントロールできる「努力」と何度も試みれば成功の確率を上げられるというまではコントロールできる「偶然」の作用は、コントロールできない遺伝的要素などの生来の才能と同じくらい重要なのである。

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    ■著者はこんな人(プロフィール)■
    ムロディナウ,レナード    
    カリフォルニア大学で物理学の学位を取得後、マックス・プランク研究所フンボルトフェローを経て、現在はカリフォルニア工科大学(カルテック)にて未来の物理学者たちに「ランダムネス」について講義している。現在はカリフォルニア州パサデナ在住。「スタートレック ネクストジェネレーション」や「冒険野郎マクガイバー」といったテレビドラマの脚本を手がけたこともある。
    田中三彦 (たなかみつひこ)       
    1943年栃木県日光市生まれ。翻訳家であり、科学評論家でもある。東京工業大学生産機械工学科を卒業後、企業のエンジニアを経てサイエンスライターになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    著者/訳者:レナード・ムロディナウ/田中三彦
    出版社:ダイヤモンド社
    発売日:2009-09-18
    定価:¥ 2,100
    単行本 ( 368 ページ )
    ISBN-10 : 4478004528
    ISBN-13 : 9784478004524

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    『ハリー・ポッター』は“たまたま”売れた!?「偶然」を成功に変える4つの秘訣――『たまたま』の著者レナード・ムロディナウが教える
    ダイヤモンド社が提供する、ビジネス情報サイト『ダイヤモンド・オンライン(DOL)』。物理学者であり元TVドラマ脚本家という異色の肩書きを持つ著者レナード・ムロディナウへのインタビュー記事。本書の魅力、そして「偶然」とうまく付き合う方法。
    【書評】『たまたま』
    小林啓倫『シロクマ日報』。関連書籍『まぐれ』と本書『たまたま』から共通して感じられるメッセージを中心に書評。
    『たまたま』(レナード・ムロディナウ)
    内田一成 さんのブログ『OBTブログ』。「勝ち組-負け組」という不気味な決定=運命論を痛快に蹴散らしてくれる一冊と高評価。
    レナード・ムロディナウ『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』
    s_kilo さんのブログ『A Puzzler on the Trail』。本書の中の「ランダムな事象をそうでないと誤解するといかに深刻な事態になりうるのか、または誤解しやすいのか」が中心。
    たまたま 日常に潜む「偶然」を科学する(レナード・ムロディナウ)
    『黒夜行』。ロジャー・マリスという野球選手が、当時のホームランの記録であるベーブ・ルースの記録を打ち破った時の話や「モンティ・ホール問題」など本書の面白い話題を抜粋してあるので、興味が沸くかの確認にも。

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    キーワード:「 レナード・ムロディナウ 」・「 たまたま

    JUGEMテーマ:数学

    『フリー 無料からお金を生みだす新戦略』 クリス・アンダーソン (著)―読書記録

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      クリス・アンダーソン
      日本放送出版協会
      ¥ 1,890
      (2009-11-21)
      Amazonおすすめ度:

      いま、注目のフリーミアムとは?
      あなたがどの業界にいようとも、無料(フリー)との競争が待っている。
      世界的ベストセラー『ロングテール』の著者が描く、21世紀の経済モデル(帯引用)

      なぜ、一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか?なぜ、ビット経済では95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか?あなたがどの業界にいようとも、“無料”との競争が待っている。それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。そのときあなたは、創造的にも破壊的にもなり得るこのフリーという過激な価格を味方につけることができるだろうか。

      無料のルール
      1.デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる
      2.アトムも無料になりたがるが、力強い足取りではない
      3.フリーは止まらない
      4.フリーからもお金儲けはできる
      5.市場を再評価する
      6.ゼロにする
      7.遅かれ早かれフリーと競いあうことになる
      8.ムダを受け入れよう
      9.フリーは別のものの価値を高める
      10.稀少なものではなく、潤沢なものを管理しよう

      世界的ベストセラー『ロングテール』に続いて米『ワイアード』誌編集長が放つ最新作!(表背表紙引用)

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       フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
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       インターネットによって、デジタル化されたものは遅かれ早かれ、さまざまなサービス・商品の価格がフリー(無料)になっていく。その破壊的な力によって、既存のビジネスモデルが崩壊したり、変革を余儀なくされる。フリー(無料)の周辺で直接・間接的に稼ぐのが賢いやり方であり、お客に有料を意識させなければなおよい。


       著者のクリス・アンダーソンは、ネットの最新事情を伝える月刊誌「ワイアード」の編集長。ネット通販ビジネスの最大手になったアマゾンなどを例にとり、インターネットの商品スペースに限りが無いことで可能になった消費者の新しい需要について記した「ロングテール理論」をレポートした『ロングテール 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』は世界的ベストセラーになった。

       そんなベストセラー『ロングテール 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』における未解決の問題が本書『フリー 無料からお金を生みだす新戦略』のテーマ「フリー」である。
       無料(フリー)のパラドックスがある。料金をとらないことで、大金を稼いでいる人々がいるのだ。すべてとは言わなくても、多くのものがタダになっていて、無料か無料同然のものから一国の規模の経済ができているのだ。それはどのようにして起こり、どこへ行こうとしているのだろうか。

       クリス・アンダーソンは、本書『フリー 無料からお金を生みだす新戦略』で、まず旧来型のフリーについて説明するために、フリーの歴史をひもといていく。フルーツゼリーのジェロ、カミソリの替刃・ジレットによる20世紀型フリー誕生についてである。
       数十億枚の替え刃を売ることで、今やこのビジネスモデルはすべての産業のお手本となった。携帯電話をタダであげて、月々の使用量をとる。テレビゲームの端末を安く売って、ゲームソフトを高く売る。オフィスにタダでおしゃれなコーヒ−メーカーを設置させて、高いコーヒーのパックを売る。
        
       そして、これまでのフリーのビジネスモデルは大きく四種類に分けられる。
      1、「直接的内部相互補助」:フリーでないほかのものを販売し、そこからフリーを補填する。
       ・ひとつ買うと、もうひとつは無料(スーパーマーケット、DVDを1枚買えばもう1枚無料)
       ・1500円以上の注文で送料無料(アマゾン)
       ・無料購読期間(雑誌の定期購読
      2、「三者間市場」:第三者がスポンサーとしてお金を支払うけれど、多くの人々にはフリーとして提供される。
       ・コンテンツは無料、視聴者へのアクセスは有料(広告収入で運営されるメディア)
       ・クレジットカードの発行は無料で、商店から決済手数料をとる
       ・コンテンツは無料、ユーザーが小売商を使うと紹介料が入る(アマゾン・アソシエイト)
      3、「フリーミアム」:一部の有料顧客が他の顧客の無料分を負担する。フリーによって人を惹きつけ、有償のバージョン違いを用意するフリー。
       ・オンラインゲームは無料、そのゲームをさらに楽しめる会員登録は有料
       ・基本ソフトウエアは無料、機能拡張版は有料
       ・ウェブコンテンツは無料、印刷したものは有料(雑誌や本)
      4、「非貨幣市場」:贈与経済、無償の労働といった貨幣価値からするとゼロになっているが、評判や好感という「社会的評価」という価値を得ることが出来る。
       ・寄付
       ・ブログ

       350ページにもなる分厚い本書『フリー 無料からお金を生みだす新戦略』だが、著者のクリス・アンダーソンはの主張はきわめてシンプルで、わかりやすい。

       競争市場では、価格は限界費用まで落ちる。そして、テクノロジー(情報処理能力、記憶容量、通信帯幅) =ビット(デジタルデータ)の資源と流通コストは、限界費用は、年々ゼロに近づいている。だが、全ての物がフリーになるわけではない。
       無料化するような、潤沢、ありふれた、価値(たとえば、インターネット環境のなかの情報など)のなかから、希少性の高い、換金化の可能な商機を見つけることが、新しいビジネスの形になる、と著者のクリス・アンダーソンは説く。

       潤沢な情報は無料になりたがる。希少な情報は高価になりたがる。
       
       ここでは「潤沢」な情報と「希少」な情報の限界費用を考慮している。低い限界費用で複製、伝達できる情報は無料になりたがり、限界費用の高い情報は高価になりたがる。だから、皆さんはオンラインで本書のコピー(潤沢でコモンディティ化された情報)を無料で読める(アメリカ国内で期間限定で、グーグル・ブックスやスクリブドで無料公開された)。一方、私が皆さんの町まで行って、皆さんのビジネスに合ったフリーに関する話をするのは別だ。私は喜んで飛んでいくが、皆さんは私の(希少な)時間に対してお金を払うことになる。私は子だくさんで、子どもたちの学費も高いので、私への報酬が無料になりたがることはない。

       さらに、人間と希少性との関係について
       「私たちの脳は希少性にとらわれていて、時間やお金など、自分が十分に持っていないものに心が動きやすい。それが私たちを突き動かすのだ。足りなかったものが手に入れば、私たちはそのことを忘れて、自分がまだ持っていないものを見つけて追い求め始める。私たちは自分が持っているものではなく、持っていないものによって突き動かされているのだ」

       著者のクリス・アンダーソンは、21世紀型フリーが過去のフリーとは異なる点を行動経済学、心理学、マズローの欲求段階説さらにはSF小説もとりあげて説明する。それに加えて、海賊版市場によって、新しいフリーを体現している(させられている)経済圏または実験台の国、中国とブラジルの状況にも触れる。そして最後に、フリーの力を疑う人やフリーを恐れる人などから発せられる反論(「タダ」のものは何かしらの方法で代金を払っている、フリーは広告収入があるときだけの話で限界がある、など)にひとつずつ応えていく。

       ただし、監修・解説を務めた小林弘人が日本語版解説で述べているように、フリー論自体についての考えは関連書籍でも言及されており、目新しさはないかもしれません(または30代以上かそれ以下の人とのジェネレーションギャップで驚きが違うと著者は述べています、つまりある世代・業界の人には当たり前)。フリーミアムやフリーにまつわるサービスを駆使して成功した企業の事例や定石は豊富で学べき点にいて書かれてあるが、「新戦略」は載っていません。自分の会社に合った戦略を考えるのは読者自身です。

       そのための手助けとして本書『フリー 無料からお金を生みだす新戦略』の巻末付録として著者、クリス・アンダーソンはフリーを利用した50のビジネスモデルの事例が分類ごとに紹介している。何か新しいしいビジネスモデルを模索している人に役立つ資料となるだろう。
       ほかにも何百と存在する。すべてのモデルが立脚するのは、無料のものにも価値があり、人間の行動を通じてその価値をはかることができるという考え方だ。人々が何に価値を置くのかを知るには、彼らが自分の時間を使って何をするのかを調べるのが最良の方法だ。私たちはより多くのものに囲まれるようになったが、一日の時間が増えることはない。

       でも、本書『フリー 無料からお金を生みだす新戦略』に書かれていることを正確に理解せず、 まずフリー(無料)でやれば儲かるのか、という発想だけはやめたほうが良い。
       フリーは魔法の弾丸ではない。無料で差し出すだけでは金持ちにはなれない。フリーによって得た評判や注目を、どのように金銭に変えるかを創造的に考えなければならない。その答えは一人ずつ違うはずだし、プロジェクトごとに違うはずだ。その答えがまったく通用しないときもあるだろう。それは人生そのものとまったく同じだ。

       無料になるものが増える時代の動きはとまらない。そのような時代に商機を見出し、フリーによって変容するライフスタイルを予測し、行動する時代の寵児は生まれ続けるのか興味深い。


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      ■著者はこんな人(プロフィール)■
      クリス・アンダーソン Chris Anderson    
      『ワイアード』誌編集長。「ロングテール」という言葉を2004年に同誌上ではじめて世に知らしめ、2006年に刊行した同名の著書『ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』(早川書房)は世界的ベストセラーとなる。2007年には米『タイム』誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれている。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学ぶ。ロス・アラモス研究所の調査員を務めたあと、世界的科学雑誌である『ネイチャー』誌と『サイエンス』誌に6年間勤務。
      小林弘人 (こばやし ひろと)       
      株式会社インフォバーンCEO。1994年『ワイアード』誌の日本版を創刊して編集長を務める。98年に株式会社インフォバーンを設立し、月刊『サイゾー』を創刊。06年には全米で著名なブログメディアの「ギズモード」の日本版を立ち上げる。ブログ黎明期から有名人ブログのプロデュースに携わり、ブログ出版の先鞭をつけるなど、ITメディア界の仕掛け人として多方面で活躍。通称「こばへん」。現在メディアプロデュースと経営の傍ら、講演やメディアへの寄稿をこなす
      高橋 則明 (たかはし のりあき)       
      翻訳家。1960年東京生まれ。立教大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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      『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』におぼえる違和感
      ktdisk さんのブログ『Casual Thoughts』。違和感とタイトルにあるように、「フリーからもお金儲けはできる」というのは本書の中でなされる一貫した主張であるが、ここにまず違和感をおぼえる。言い方はキャッチーで目をひくが、「発生したコストを回収して利益をあげる」ということとの違いが私にはわからない。と批判的考察を展開。
      【書評】『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』
      小林啓倫 さんのブログ『シロクマ日報』。「無料ビジネス」が特殊な形態ではないと指摘した上で、本書が理論書ではなく参考書である現れとしている。
      「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」読了
      noanoa07 さんのブログ『noanoa 日々の日記』。「いま、現に起きている現象で、人々がまだはっきりとは認識していないことに明確に名前を付けて認識させ、それが今後及ぼす影響について解説した本だ。」と近頃で最も刺激を受けた一冊と高評価。気になったキーワードとして多くのためになる用語紹介もあり!
      読録-フリー~(無料)からお金を生みだす新戦略
      marubegratto さんのブログ『Minority思考』。フリーをユーザー視点と企業側視点から考える。また、ダウンロード違法化についての記事「ダウンロード違法化、どこまで合法? 福井弁護士に聞く-INTERNET Watch」へのリンク付き
      【書評】鈴木宣利の気になるマイ本248冊★「 FREE 」
      スズセン さんのブログ『スズセンのビジカン!』。役立ったポイント別にまとめる。
      【レビュー】BOOK REVIEW - コンテンツ提供者にビジネスモデルの転換を突きつけた衝撃作
      信頼と革新を旨とする総合ニュースサイト「マイコミジャーナル」。「無料の周辺で儲ける仕組みを考えようというのが本書のメッセージ」を中心にまとめながら、新聞社として、自戒を込める書評。

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      JUGEMテーマ:経営学

      『疑似科学入門』 池内了 (著)―読書記録

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        池内 了
        岩波書店
        ¥ 735
        (2008-04)
        Amazonおすすめ度:

        占い、超能力、怪しい健康食品など、社会にまかり通る疑似科学。そのワナにはまらないためにどうしたらよいか。また地球温暖化問題など、「科学が苦手とする問題」で疑似科学に陥らないためにはどうしたらよいか。さまざまな手口と社会的背景を解き明かし、一人ひとりが自ら考えることの大切さを説く。(背表紙引用)

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         本書『疑似科学入門』は疑似科学の手口を入門風に洗い出しながら、その弊害や社会的な影響を基本から論じることを目的としているというが……。

         著者、池内了の「疑似科学」の定義は、「科学的な装いをとってはいるが,科学の本筋から離れた非合理を特徴とするもの」で、さらに疑似科学を3種類に分類している。
        ≪第一種疑似科学≫
         現在当面する難問を解決したい、未来がどうなるか知りたい、そんな人間の心理(欲望)につけこみ、科学的根拠のない言説によって人に暗示を与えるもの。これには占い系(お御籤、血液型、占星術、幸運グッズなど)、超能力・超科学系(スピリチュアル、テレパシー、オーラなど)、「疑似」宗教系がある。主として精神世界に関わっているのだが、それが物質世界の商売と化すと危険性が生じる。

        ≪第二種疑似科学≫
         科学を援用・乱用・誤用・悪用したもので、科学的装いをしていながらその実体がないもの。これには以下のようにいくつかの種類があって、物質世界のビジネスと強く結びついている。
        (a)科学的に確立した法則に反しているにもかかわらず、それが正しい主張であるかのように見せかけている言説。永久機関やゲーム脳が典型的……
        (b)科学的根拠が不明であるにもかかわらず、あたかも根拠があるような言説でビジネスの種となっているもの。マイナスイオン、健康食品などがある。……
        (c)確率や統計を巧みに利用して、ある種の意見が正しいと思わせる言説。(略)各種の世論調査も使いようによっては疑似科学になってしまう。また、月齢と交通事故の相関など、見かけ上の相関関係を因果関係として安易に結びつけ、事実誤認させる方法もある。……

        ≪第三種疑似科学≫
         「複雑系」であるがゆえに科学的に証明しづらい問題について、真の原因の所在を曖昧にする言説で、疑似科学と真正科学のグレーゾーンに属するもの。この場合、科学的にはっきりと結論が下せないのだから、一方的にシロとかクロに決めつけてしまうと疑似科学に転落してしまう。(略)環境問題や電磁波公害のほかに、狂牛病、遺伝子組換え作物、地震予知、環境ホルモンなど、今社会的な問題になっていることの多くがこの範疇に入る。……

         通常、上記で分類されているのは、第一種疑似科学は通常超常現象やオカルトと呼ばれる分野、第二種疑似科学が普通の疑似科学、第三種疑似科学は科学のグレーゾーンの話である。個別に考えられてきたであろう第一種・第二種・第三種の問題を著者、池内了は、疑似科学というものをどう捉えるか、系統だって考えるかのたたき台として提示している。

         ただし、総論的な分析・分類の提示のためか、取り上げている題材は幅広く多いものの個別の「疑似科学」についての分析はあまり深くない。さらに著者、池内了は天文学者・宇宙物理学者としては著名だが、社会学に関して素人と認めているように、「事実誤認」「不思議な批判」「陰謀論」が散在しているように読んでいて感じられる。

         さて、著名な天文学者・宇宙物理学者である著者、池内了は本書『疑似科学入門』を書いたのかを以下のように語る。
         (なぜ疑似科学について書くのかという問いに対して)不十分ではあれ問題を提起しておく必要を感じたためと答えたい。複雑系に絡む問題がさまざまに起こっており、それをどう扱うべきかについて社会的合意が得られていないことが背景にある。(略)複雑系の問題は、特に未来に対する影響が大きいのだから、このまま手を拱いていると次世代に大きな禍根を残すことになりかねない。

         つまり、著者、池内了は本書『疑似科学入門』で最も言いたかった事(「疑似科学」自体とは離れてしまっている気がするが)は、「複雑系」の問題を、政治絡みの性急な「科学的」断定によって結論付けられる第3種疑似科学として取り上げ分析し、原則的対処方法「予防措置原則」を提案する事にある。

         現代科学には、有効性を発揮している得意な分野ばかりでなく、明確な判断を直ちに下せない不得意な分野がある。後者の第三種疑似科学は、科学的に証明しづらい複雑系のテーマを扱うもので、今の時点ではシロともクロともいえない。地球環境問題や電磁波公害のほかに、狂牛病、遺伝子組換え作物、地震予知など、が挙げられる。もちろん、それ自体が疑似科学と断言できるわけではない。だが「複雑系」であるがゆえに、個々の単純な分析によって全体の結論を出してしまうと、容易にそれが疑似科学に変貌してしまう、ということである。かと言って「複雑系」の第三種疑似科学を前にして立ち止まってしまうわけにもいかない。そこで、複雑系の未来予測の困難な諸問題について、著者、池内了は「予防措置原則」を語る。

         「予防措置原則」は複雑系の代表ともいえる地球に関する問題ばど、原因や結果が明確に予測できないときに、人間や環境にとっていずれの論拠がプラスかマイナスになるかを予想し、危険が予想される場合にはそれが顕在化しないよう予防的な手を打つべきであるという考え方である。たとえその予想が間違っていたとしても、人類にとってマイナス効果を及ぼさない。

         最後に、疑似科学への処方箋として、池内了は「懐疑する心」を養う必要性を語る。
         私が言いたいことは、「疑った上で納得すれば信じる」ということである。そうであれば、何を信じ、何が信じられないかの区別がつくだろう。信じることをいったん留保して、疑い続けねばならない場合もあることを学ぶ必要もある。
        (略)
         わかっていること、わかっているが知らないだけのこと、わかっていないこと、それらをきちんと区別して話し、それなりに理解して次に進むという段取りを取るべきだろう。

         ちなみに第1章「3 超常現象の心理学」は菊池聡の著作『超常現象をなぜ信じるのか』を上手くまとめてあるらしく興味深い。なぜ、信じるのかであるが、自らの体験としての情報は、見る、聞く、覚える、考えるという感覚への刺激から脳における再現・合成という過程を経るが、この情報処理過程で誤り、エラーが生じるのだという。「情報を得る」段階と結果を「信じる」段階の間に「認知」の過程があり、「認知」の過程において「知覚エラー」や「記憶エラー」あるいは「思考バイアス」のエラーが積み重なり強め合って判断エラーをしてしまうという。「認知」の過程における共通心理にたとえば、ある仮説に対して、それに合った事例のみで判断してしまい、反証事例を検討しない(「主観的確証の原理」)−などがあるという。

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        ■著者はこんな人(プロフィール)■
        池内了 (いけうち さとる)       
        総合研究大学院大学教授。1944年兵庫県に生まれる。1967年京都大学理学部卒業、1972年同大学院博士課程修了。1972年京都大学理学部を皮切りに、北海道大学、東京大学、国立天文台、大阪大学、名古屋大学、早稲田大学と移動し、2006より現職。専門は、宇宙物理学、科学・技術・社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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        『疑似科学入門』
        FSM さんのブログ『ほたるいかの書きつけ』。著者、池内了が、「さまざまな疑似科学を第1種・第2種・第3種と分類することを(試みとして)提案している。」かつ「第3種疑似科学についての分析」・「予防措置原則」の問題提起それ自体を評価。
        池内了『疑似科学入門』が懐疑論者ホイホイな件について
         lets_skeptic さんのサイト『Skepticism is beautiful』。分類の仕方に疑問を呈するなど、「疑似科学について詳しくないためにこの本を読んだ人が、単なる否定論や疑似科学自体に入門しないことを祈る。」と批判的な評価。参考文献には優れたものが多いと評価。
        「疑似科学入門」(岩波新書)はニセ科学? その1 遺伝子組換え
        yoshi さんのサイト『やさしいバイオテクノロジー』。「遺伝子組換え」と「BSE」 にかんする著者、池内了の記述をバッサ、バッサと批評する。
        池内了「疑似科学入門」感想
        katsuya_440 さんのサイト『地獄のハイウェイ』。「疑似科学の分類の試みや政治絡みの性急な「科学的」断定を第3種疑似科学として取り上げるなど評価できる点もあるものの、残念ながら疑似科学問題についてのイントロダクションとしては最良のものとは言えない」と疑問点を突きつける。
        アサート No.369(2008年8月30日)【書評】疑似科学入門
        改革と民主主義をめざす「主張・参加・交流」のための情報誌「アサート(ASSERT)」のホームページ。総論的な書評。
        池内了氏の「疑似科学入門」を不思議な気持ちで読んだ
        sunq さんのブログ『仕掛けのこわれた秘密箱』。科学的なのは商品の売り込みのテクニックで、心理学を応用するが、磨かれたテクニックでは騙させる人も多いのだろう。対抗手段として田崎晴明・天羽優子・菊池誠教授らのサイトを挙げる。

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        キーワード:「 池内了 」・「 疑似科学入門

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